教えて!という問いにそのまま答えるやつがあるかって話

久々に昼間のカウンターに入ったときの話。

 

「@@な本を探してるんですけど、ありますか?」

と学生からレファレンスを受けた。

 

そもそもレファレンスってなあに?

 

レファレンスサービス(reference service)とは、図書館利用者が学習・研究・調査を目的として必要な情報・資料などを求めた際に、図書館員が情報そのものあるいはそのために必要とされる資料を検索・提供・回答することによってこれを助ける業務である。また、需要の多い質問に対して予め、書誌・索引などの必要な資料を準備・作成する作業もこれに付随した作業であると言える。

典拠:ウィキペディア

 

 

こんなことまでレファレンス回答する図書館もあるんだよ。

crd.ndl.go.jp

 

さて話を戻そう。

そのお尋ねは明らかに学術的な内容だったので、

いくつかインタビューして館内から欲しい資料を探すのが流れだと思うが。

 

隣でカウンターの先輩がフォローしてくださった。

「それ系だったらねー、あそこらへんの棚を見てごらんなさい」

なんと簡易的な回答なのだ。

そう、気になる本のジャンルがわかればその棚のコーナーを閲覧することを

ブラウジングという。

 

う、うん、それもひとつの答えだと思うけど

 

それでいいのか

 

いや、よくない(と思う。)

 

わたしは、初めての利用の人にはいつもこうしている↓

 

1.まず一緒にOPAC(検索のシステム)でキーワード検索してみる

2.ヒットした一覧から気になる資料を選んでもらうか、

これじゃないかというものを提案する

3.資料状況を確認して書架(図書館用語で棚のこと)を案内する

4.その請求記号の近くの書架もみるように促す

5.「また何かあればこちらにお越しください(にこにこ)」

 

レファレンスの回答にこれが正しい正しくないっていうのはなんとも言えないが

レファレンスだってひとつのサービスだ。

ホスピタリティの精神があってもよいのではないだろうか。

 

それから、その利用者がまた次に図書館へ足を運んだ時に

検索の方法など、図書館のことがわからないままだったとしたら?

利用者の今後のためにもよくないよね。

 

その時探し方を説明すれば次は使えるようになるんだから

同じ人に同じレファレンスしなくて済むということだ。

 

勉強を子どもに教えるとき、答えだけを教えますか?

なんのためにもならないじゃん。

 

公式とか基本的なものがあるわけで、

それを当てはめてあげるくらいは手伝える。

回答を出すのはレファレンスではない。

その人の『知りたい』を手伝うだけ。

 

だから回答への導きをシャットダウンするのは

あまりにも残酷な話だと思うわけですよ。

 

知りたいという好奇心を駆り立ててカウンターに来てくださる利用者の

好奇心を奪うって失礼だと思うんですよ。

 

次の利用に繋げられてのレファレンスじゃないのかなと。

発見の喜びを知らないなんて勿体無い。

大学生なんて論文作成のときに参考文献とか使うんだからなおさらだよね。

 

人によって対応は違うのは当然だけど、

受付に座る人間としては、利用してくれた人には気持ち良く使ってもらいたい。

 

本日の音楽

筋肉少女帯/香菜、頭をよくしてあげよう

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